途方に暮れる夜が嫌い…

ミッツママの気まぐれ日記
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濃厚保湿の夕暮れ
皆さんこんにちは。

木枯らしも吹き終わり、いよいよ秋から冬へとまっしぐらですが、お元気ですか?

先日、近所のドラッグストアへ買い物をしに行きました。
歩いてほんの1分足らずの場所にあるその店は、日常のあれこれから、パンストやら化粧水やらちょっとしたメイク用品まで、割と頻繁に利用させてもらっています。時にはバリッと仕事もしくは女モードの格好で。時にはただのおっさんとして。

その日の私は、まさに寝起きのおっさんそのものでした。
すっぴんの薄い顔を晒し、無造作に後ろで結んだ長髪、そして上下スエットの足元は、品の欠片もないサンダル(29センチ)という井出達で、切れ掛かったシャンプーと風邪薬とインスタント焼きそばを持ってレジへ。

そこにはお互いもう充分に見慣れた顔の男性店員が、「いつもありがとうございます。」てな感じで、手際良く会計をしてくれていました。

確かに女装した私も、おっさんの私も、恐らく何百回と見ている人です。
そして私の中には、勝手な線引きができていました。

「コレとアレは別の人」という。
それが社会で生きる女装のたしなみ、デリカシーだと。

シャンプーと風邪薬とインスタント焼きそばの合計代金を支払う小汚いおっさんに、その男性店員は何の迷いもなく言いました。


「こちら、化粧品のサンプルになりますので、どうぞお使いください。」


3秒くらいだったでしょうか…。
じっと彼を見つめたまま、それに最もふさわしい受け答えを考えました。

更にその3秒の間に、今までの記憶を洗いざらい辿ってもみました。

確かに、今ここにいる『ほとんど眉毛も髭もなく、指にはマニキュアをビシッと塗り、上下スエットにサンダルを突っ掛けている長髪のおっさん』は、過去にその格好でパンストやメイク落としを購入していたかも知れない・・・。

そして夕暮れ時によく来店する、『やたらと化粧が濃く、びっくりするぐらい背の高い颯爽としたオカマ』は、化粧品といっしょにインスタント焼きそばを買い、そんでもってしょっちゅう風邪薬を買っていたことがあったかも知れない…。

大事な線引きを、縦横無尽に破りまくっていたのは私の方で、おっさんに化粧品のサンプルを提供した店員には、何の落ち度もない・・・はず。

むしろ、逆カミングアウトじゃない。
「もう、分かってますよ。」って。


で、咄嗟に口を突いた言葉は、やはり、

「ごめんなさい。」

でした。



きっと、この町の人たちはみんな知っているんだろう。
昼の日中から、小汚い格好で商店街をうろつく正体不明のおっさんと、我が物顔で闊歩する背の高い女装が、実は同一人物だということに。

それでも私は、「みんな知らないんだ。」と言い聞かせながら暮らしていこうと思う。

まずは、もっと小奇麗なスエットとサンダルを買おうと決めた次第です。



あ。化粧品のサンプルは、ありがたく使わせて頂きます。

| mitz-mangrove | - | 01:48 | comments(1) | trackbacks(0) |
オッサンとか、厚化粧とか……って、、


いいじゃないですか!
気にしない・気にしない!
ごめんなさいは言わなくていいです(^^)v
| ☆ | 2010/09/22 12:16 AM |









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